U.S.NAVY フライトジャケット M-422A |
ドイツのコレクターから譲ってもらった、第二次世界大戦でアメリカ海軍が使用した中間装備(インターミディエイト)用のフライトジャケットです。有名なG-1の原型になったモデルです。M-422Aは1941年~43年に6社から納入されましたが、これはゴードン&ファーガソン社が1943年に納入したモデル。革はゴートスキンでエイジングが素晴らしく良い光沢を放っています。決して復刻品では味わえないテイスト。ボアの色やヤレ感もいい。ジッパーはベル型のタロン製。襟の後ろにはシルバーで「USN」の文字が見られます。塗料はほとんど剥がれていますが、認識はできます。
実はこれ、入手当初はリブがジャージみたいな素材に交換されていて、かなりカッコ悪い状態でした。そこで、今回、フライトジャケットに精通し、リペア技術に定評がある「High Notch Clothing(ハイノッチ・クロージング)」さんに再度交換を依頼しました。オリジナルに使用されているものと同じ、一重・二段編み仕様です。仕上がりはさすが、状態によっては難しい場合もあるとのことですが、ステッチはしっかりもとの針穴に通していて、色もかなり近い色に合わせています。かなり満足度の高い仕上がりとなりました。
「High Notch Cloting」のブログはこちら